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【69】Re(1):マルチレス

名前
 霞薙
投稿日時
 - 2006年07月06日(木) 03時53分 -
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今晩は、霞薙です。


>発言には責任が伴うものですが、不必要にハードルが高くなっていると感じています。
>なので、こうしたハードルを下げる試みの一つである「属性マニュアル」について、そのコンセプトを支持しています。

コンセプトを支持していただいたことは大変嬉しく思います。
また、このマニュアルに対する熱意の強さも、大変良くわかります。
色々やるときには、熱意と勢いというものは、とても大事です。

が、若干勢いが尽きすぎではないかと心配になってしまいます。
具体的にはこのあたりです。

>霞薙さんからのご理解もいただけましたし、そろそろ告知して回りましょうかね。

私はマニュアルに対し、何らかの制限が必要と書いたと思います。
が、赤松さんからのレスの中には、マニュアル作成時に置ける注意点・制限はあっても、
マニュアルの運用に対する制限が見受けられないように思えます。
つまり、私の意見を却下なさったと言うことなのですが、
その状態でなぜ「私が理解を示した」とお考えなのでしょうか。
今後の討議を円滑に進めるためにも、そう考えた理由を教えていただきたいと考えます。


他のツリーでの様子を拝見すると、
「とりあえず提案してみて、何かあったらすぐ取り下げる」
ということが何度かあるように見受けられます。
一度など、私がレスを書いている最中に「撤回!」と意見の取り下げをされてしまい、
さてどうしたものかと困ったことも。

手元でのデータの作成等は熱意と勢いが大事であり、即座の行動が功を奏しますが、
「議論」には相手が居るのです。
あまり急がず、相手の反応を探りながらやっていく方がよいかと思います。
というかせめて各板への告知の前に、私に返事をする機会を与えて欲しかったです……。
そんなに焦ってもいいことないですよ。
かえって相手の長文の反論を誘うハメになったりしますから。

これらのことを考えますと、申し訳ありませんが現状のままでは、
>・個人の主観を書くのではなく、討議参加者の最大公約数的見解を書く
これが達成されるようには思えません。
最大公約数ではなく「赤松さんがそうだと思った最大公約数」となってしまうのではないかと。
人間、なにをしても主観的判断からは逃れられないものではありますが、
それにしても主観が強いマニュアルになってしまいそうだなと。
現に私の意見は、私の意図通りには受け止めていただけなかったわけですし。
(もちろん、私の文章力のつたなさのせいもあるでしょうが)


マニュアルの作業は多分に辛く、益少ないものです。
論じるための論になりがちなため敬遠され、
あまり他のデータ屋さんの助力も得られないかも知れません。
(活発でない論議に置いては、おかしい点があっても、指摘してもらえるとは限りません!)
ですがそういう大変な作業だからこそ、完成させるために赤松さんの熱意が重要であり、
それはできるだけ裂きたくない、と考えています。
そういった意味で、多少熱意が暴走しても良いように、
「制作者はこれを論拠にしない」という、マニュアルと、
それを持つ者、それを運用するものへの制限を提案したのです。
この制限があれば、多少主観がマニュアルに混じったところで、
「主観混じりのマニュアルをふりかざす」事自体が出来なくなるので、
安心です。
また、「自分ですぐには使えない」となれば、熱意も不必要な域には上がらずに済むでしょう。
ぶっちゃけマニュアルを作ると言うことは、
「今データ板で討議しているこのデータをこのように持っていきたいから、
あの属性はこういう風にマニュアルに書こう」
という誘惑との戦いにもなるわけですが、それを未然に防ごうと言うことです。
多分誰が作ってもある程度主観が強いものになるので、
それでも大丈夫なようにしようと言うか。


あとまあ、もう一つ理由もありまして。
それは↓この部分にかかってくるわけですが……。

>多分、このマニュアルの討議に参加した人は、自分の意見については「マニュアルに書いたとおり」としか言えないと思うんですね。

いいえ、本当にその属性の運用を理解しているならば、
マニュアルを引き合いに出さず、自分の言葉で、「この属性はこうあるべきである」
と言えるはずです。
たとえ結果的に、マニュアルと同じ表現になってしまうにしても。
逆に言えば、それが出来ないならば、属性の運用を理解しているとは言えないでしょう。
またなにより、「マニュアルにかいてあるから」を論拠にするのと、
自分の意見を論拠にするのでは、発言に置ける「責任」の所在が違います。
「これはなんですか?」という設問に対し「教科書に書いてあるのを参照してくれ」
と答えるのはスクリプトでも出来ます。
我々は人間同士で討論をしているのですから、自らの知識と発言に責任を持ち、
自らの言葉で発言すべきでしょう。
もし相手がマニュアルの存在を知らない場合でも、問題はありません。
私や赤松さん以外の人が、「マニュアルというものがありますよ」と相手に助言してくれるでしょう。
私たちがわざわざマニュアルの存在を指摘する必要はありません。


マニュアルは我々が楽をするためにあるものではなく、
新しくはいる人のタメ、「初心者」のために作るもの……という点では我々の見解は一致しています。
ならばマニュアルを編纂し「初心者」ではなくなった私たちが、
自ら「初心者用」マニュアルを引用するのは、議論の手抜きであり、発言責任の放棄です。
ましてマニュアルがGSCのものであり、自らの責任ある著作であるという「重し」
がないというならば尚更でしょう。


……長々と発言しましたが、こちらからの意見は、これくらいです。
マニュアル制作及び改訂に置ける赤松さんの提案に関しては、
こちらからは付け加えたり指摘することはないと思います。
これでよいのではないでしょうか。
ただそれだけでは「制限」にはなり得ないと考えているのは、前述したとおり。
名前がマニュアルだろうがデータコラムだろうが、
多く使われればそこに逆らいがたい権威が生まれてしまうのですから。
権威が乱用されない制限は、必要です。
ただ、その制限が私の提案したものである必要はありません。


それでは、最初にお尋ねした理由に関してのお返事、お待ちしております。
お返事を伺えるまでは、赤松さん提案のマニュアルに、
理解を示すことは難しいです。

お説教のようになってしまって非常に心苦しいのですが、
出来ることならマニュアル制作を行っていただき、
完成まで持っていって欲しいとは思っているのです。
どうか頑張ってくださいませ。

以上です。

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