・ギガカイザーXXX 各話感想: 001 世界系シナリオの第一話といった雰囲気の話 それっぽい用語を重ねることでそれっぽい空気を作って それっぽい感じに話をまとめている印象、でしたがインターミッションの 作品解説を読むといい意味でいろいろぶち壊しな感じに。Eve単体では 完結せずインターミッションの解説を読むことろまでがシナリオなんだなと。 002 001話とは関係なさそうな話、侵略者に対して神様が与えてくれたとぼっとを 夢もロマンもない狙撃仕様に改造し、小学生以下の学習能力と小学生以上の 素直さを持った敵をばっさばっさと狙撃する自衛官マジ素敵! 001話と比べたら分りやすい話でしたが、解説文を読むとより敵側に感情 移入してしまうなと。ただし戦闘に関しては結構シビアで無尽蔵に湧いて出る 援護持ちでどうあがいても壊滅できない壁と目標をうまく引き離して目標を 倒す必要があるテクニカルなステージでした。 003 この時点でオムニバス形式でオリロボをまとめたシナリオなんだと思いだす。 しかし王道な江戸時代物だと思わせつつ露天風呂で男湯を覗こうとする女性キャラ といった感じで微妙な変化球が入ってきます。で最終的にインターミッションの解説で 地味に今回語られた話の顛末を語っている辺りなんかすさまじいなと。戦闘は引と吹を 駆使してボスを右端に誘い込むというもので、SRCの属性仕様を知らないと地味に 詰むくらいの難易度だったなと。 004 今回はなんて言ったらいいのか、王道少年ロボット物の主人公だったおっさんが 自分の活躍を映画にする中でその主演の少女と共に何かを見つけるストーリー? 全体的にほんわかとしていたものの、戦闘は面倒というかレベルアップまで駆使しないと 勝てない形で、かなりシビアな戦闘だったんじゃないかなぁと。 005 何だろう、理不尽な神様物? 主人公たちを救うと見せかけて、周囲に破滅をまき散らす神様のお話。 正直神様が手を出さなければすべてまっとうに幸せだったんじゃないかと。 戦闘的には鉄壁で敵に殴られ気力を上げるという形式。ただし敵が死ぬと壁になるので うまい事ボスの近くに行ってから気力を上げないと詰む仕様。そして今まで似たような キャラが何度も出てるなーと思ったら同一人物だったー!? つまり全部の話が 繋がっていたんだよ! そしてこのシナリオ戦闘が面倒で途中で詰んでたことを 思い出しました。 006 環境とかその裏側とかどうでもいい、とりあえず仕事で木を切るんだ! そんな話。ダイガードのヘテロダインが人造物の暴走に置き換わった挙句 登場キャラクターたちの行動原理がもっと仕事に傾いた感じの話? 戦闘面では必殺技を使うより熱血マップ兵器で敵をなぎ倒す方が有効。 で、例の女性が出ないなーと思っていたら話そのものをインタビューしてたのが 件の女性だったというオチ。本当に何者なんでしょうか? 007 タイムマシンでタイムスリップしたら原始人ハーレムになったでござる。 しかし族長が件の女性だったりするのでちょっと気になるなぁと。話の内容は 全体的に頭が悪い感じで、戦闘面も雑魚をなぎ倒して合体するだけのゴリ押し が効くタイプでした。そして作品解説で実は原始じゃなくて未来だったことが 判明したり。あと原始力は野生化と原子力のパロディーなんだろうなぁとか。 000 全部の話がつながったー! 謎の女事クーは7つの超パワー的な何かを集めていたようで そしてギガカイザー学生編でボスはってた蛮星さんが出てきてます。まぁ時系列的に こっちの方が先なんですけれども。そして実はすべての話の裏で蛮星さんが遊んでいた 事が判明! 蛮星さんマジ蛮勇! とりあえず最後は派手に次回に続くという感じで。 ギガカイザー学生編単体でも楽しめましたが、こっちを先にプレイしていればより 楽しめたんじゃないかなぁと。 総括: オムニバスシナリオに見せかけた壮大な俺たちの戦いはこれからだ。 なんというか、ちょっとしたオリロボ短編が楽に仕上がる濃いキャラクターを 湯水のように使い捨てながら話が進んでいく実に壮大なストーリー。 最初訳の分からない状態から始まって、最後話がまとまっていく流れは プレイしていて強く爽快感を感じました。強いて欠点を上げるなら難易度が 高い戦闘が話のテンポとちょっとかみ合ってないかなぁと感じる程度です。 また、図鑑という形でシナリオの内容を保管したのはテンポを上げながら プレイヤーに謎を残さない仕様だったと感じました。