>>533 「ハードすぎる」というご意見については、私個人はそう思いません。 戦場の軍隊にアットホームな雰囲気を持ち込むなら、 殺伐とした世界・苛酷な環境を前提とした上で描いた方が説得力が出ないでしょうか。 ……戦争映画だとアットホームな雰囲気の描写=死亡フラグですが。 余談はともかく、戦争(戦闘)やってる以上、平和な日常を前提とした ラブコメ作品みたいな単純に明るい平和な空気にはならないと思うので、 これだけで「雰囲気が悪くなる」ことにはならないと考えます。 まあ、描写や展開次第では、思いっきり雰囲気悪い方向に持っていくことも可能ですが、 そこまでは書かないつもりでした。 そこは後続の担当者の受け方に委ねておいた方が書きやすくなるでしょうしね。 >>534・551 >あえて2話でやる理由 「持ち上げが足りない」というご意見については、そういう面は確かにあります。 ユナとレミリアの二人にしっかりと感情移入してもらってから描く方が効果的ですし、 現状ではイベント前後の落差が少ないのも確かでしょう。 ただ、最初から二人の関係性(環境)が出来上がっているので、 「キャラに感情移入→幸せさな関係が出来上がっていく描写→幸せな環境自体にも感情移入」 という手法が使いにくそうだと感じています。 いくら持ち上げようとしても、「幸せなんだ。ふーん。だから?」と他人事として 受け取られる可能性の方が高いのではないかという感じですね。 現時点でプレイヤーが感情移入できてないのか?という点については、 大半の人が1話時点では感情移入できないと思います。 展開自体はSEEDをほぼなぞっていますが、想定プレイ層が主人公と自分を 重ね合わせ共感するには性別や性癖といった壁が大きく、それを払拭できていない (1話だけでできるわけもないんですが)と感じています。 # 基本的には感情移入する際には作中人物(の感情)と自分(の感情)を重ねますよね。 しかし、この性別や性癖は既に描写された設定なので動かしようがないところです。 とすれば、キャラと自分の重ね合わせに関して、性別や性癖に影響されない要素を 前面に押し出していくのが次の方策として必要かと思います。 例えば、「平和な状況からいきなり悲惨な状況に追い込まれ(て、そこから努力して 這い上がっていく)」というものですね。 「努力すれば(劇的に)報われる」という姿や過程に重ねてもらうわけです。 版権作品での近い例を挙げるなら、ナデシコでガイが2話で死ぬようなものですね。 「ガイを失ったアキト」の描写の為にガイが死んだのではなく、 「アキトがどんな悲惨な環境に放り込まれたのか」を描写するために死んでると。 # あの作品はその後の展開がアレですが。 ……アットホームな雰囲気もナデシコが一例のような気もしてきました。 設定は全体的に割と重いんですよね。ナデシコ。 余談はともかく、この辺を問題視する声もないようですし、むしろ関係性固めるのが先決という 感じで話題が進行していましたので、自分のスタンスは場の空気にはそぐわないのだろうと判断しました。 個人的に、製作側というのは最初から感情移入していないと製作できないので、 出来上がったものだけを観る受け手側との温度差が生じやすく、 この点については特に気をつけなければいけないだろうと思っているんですが、 それが度を越して気にしすぎになっているのかもしれないですしね。 あとはまあ、副次的な理由付けを参考までに数点。 一つは、状況設定のやりやすさがあります。 現状ひどい戦力不足であり、非戦闘員が出撃すべき説得的な状況を設定しやすいんですね。 もう一つは、ここでSEED覚醒(ただ、今思えば完全な覚醒でない方がベターかもしれませんね) させることにより、原作キャラが並行的に存在していることの意義を展開に持たせることが 出来るというのもありました。 キラが既に存在しているからこそ、同じ能力を持つ人間を周囲がどう扱うかということを より説得的に描けるわけですね。 自分達の好きに動かせそうなアムロやキラなんてのは、それを欲しがる人は沢山居そうじゃないですか。 それから、インパクトの重視というのもありました。 非戦闘員とはいえ、特にリレーでは、こんな序盤で離脱キャラが出るのは珍しいのではないでしょうか。 最後に、原作とのズレを持たせることですかね。 種中盤でキラの友人が死んだような展開をそのままやるなら、 本来のキャラでやるべきだろうとも感じますので。 # ちなみに特攻した場合の伏線回収の想定に関して。 # ガチで死んでるというのが一案。復讐劇路線ですね。 # 実は回収されてて、後でデストロイなりサイコガンダムなりで出てくるというのがもう一案。 # 個人的には後者の方で色々苦労しながら幸せな日常を取り戻す過程を時間をかけて書く方が面白くなると思います。 以上の理由から、「ある意味」今しかやれないというお話でした。