SA-DA-MEレビュー #実は幼馴染のくだりだけはいろいろな理由で内容を知っているのだが、 #最初から通してプレイするのは初めて。 激しくネタバレをしています 閲覧には細心の注意を。 ###################################################################################### シナリオ中の文章は、 このような形で引用させていただくことがあります ###################################################################################### ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第1話「機械仕掛けの甲冑」 製作:木藤氏】 出だしのえらいさんの会話がちょっと軽いかな。気にならないレベルだけど。 のんびりお茶してる高校生を拉致する国家権力。名前を聞いて引っ込む国家権力その2。 なんとも強引な展開だが、それだけ切羽詰っているんだろう。 しかしここからが半端じゃなかった。 主人公、奥山紅葉(おくやまいろは)は、機体の中で意識を取り戻す。 目の前には異星人の戦闘兵器。 そして……その機体を操縦させるために、体は機械に改造されていたのである。 本郷猛もびっくりの展開である。 半ば機体に引きずられるように戦い、勝利を収める主人公。 そういやこのディソーダー、AC2のラスボスだもんな。そら強いわ。 戦闘終了後、告げられる言葉。 ###################################################################################### Talk チーフ 異星人に滅ぼされるか、地球人が1人サイボーグになるか 天秤はどちらに傾くと思う? Talk 紅葉(攻撃) それは一般論だわ! 私の気持ちはどうなるの! 私の意志は! Talk チーフ それこそ一般論だ。今必要とされているのは異星人に対抗する力だ。個人の意志ではない Talk 紅葉(攻撃) そんなのひどすぎる! Talk チーフ ひどい? それがどうした お前の意志などどうでもいい。お前はただあれで異星人を殲滅すればいい それ以外にお前に求めているものなど何もない Talk 紅葉(怒り) そんなの認めない! 人権無視もいいところだわ! Talk チーフ 人権? 笑わせるな 『もの』に人権などあるものか Talk 紅葉(不安) そんな……『もの』だなんて……いくらなんでも…… Talk チーフ お前の生身の部分は生命維持機関と脳、そしてカモフラージュのための表皮くらいだ 体の8割以上はすでに『もの』なんだよ。分かるだろう、そのくらいは Talk 紅葉(悲しみ) どうして……どうして、私なんですか…… Talk チーフ 適合した。それだけのことだ Talk 紅葉(悲しみ) あの変な調査も、このために……? Talk チーフ そうだ Talk 紅葉(悲しみ) ひどい……ひどすぎる…… Talk チーフ 何度も言わせるな。お前に個人的感情で行動する資格はない お前の所有権は国にある。今後は国の命令に従い行動してもらう 個人の判断での行動は認めん。どんな些細なことであってもな ###################################################################################### そーいや、確かに機械はモノだよなー。 主人公をモノと言い張る博士は初めて見た気がする。えげつねー。 その後主人公部隊に編入される紅葉。 直後、先ほどの異星人のリーダー格、アポロが宣戦布告、何と街を吹っ飛ばす。 ###################################################################################### Talk アポロ 聞け! 地球人ども! 我等は銀河最強の宇宙海賊エリュシオン!;:全てを奪い、全てを破壊するものだ! 貴様等がいかに足掻こうが、全ては無駄な事! 力なき哀れな貴様等に残された道は、ただひとつのみ! 我等の血肉となり、滅び逝く事だけだ! 震えろ! 怯えろ! そして全てを失い、この宇宙から消え去れ! それがお前たちの運命だ! ###################################################################################### なんて分かりやすいんだこいつ。好感度上昇。 そして吹っ飛んだ街は紅葉、そして艦長の山城さんの故郷だったことが判明。 戦う動機付けとはいえ、どこまでやるんだこの人。 こうしてぼくらの紅葉ちゃんは呪われた兵器に乗って戦うことになりました。 ちなみに味方部隊名は「地球を守るのも私だ」。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第2話「異界の力」 製作:白夢氏】 今回の新キャラの原典はロストユニバース。懐かしいな。 そういや白夢氏の絡むシナリオって完結しないジンクスみたいなのがあったなぁ。 チョリロボとか575リレーとかGASRCとかいろいろ。 魔王を召還しようとして失敗する今回の新キャラ、リュート。 やってきたのは小型戦闘艇。しかも武装をいくつか忘れるという露骨な強化フラグつき。 いや確かに今のままではただの器用貧乏だが。 戦闘は特に語ることなし。下手をすると1話より簡単。 紅葉とのハートフルな触れ合いなんかを経て次回へ。 ぶっちゃけ2話とはいえ内容があんまりなかった気もするが、さておき。 1話に比べて危機感が感じられないのもさておき。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第3話「勇気全開ブレイディオン」 製作:ネオ・ぐらっちぇ氏】 今回の新キャラの原典はエルドランシリーズ。SRWイミテにも登場しているブレイディオンだ。 少年勇者団がエルドランに選ばれるお話。 今回はエリュシオン4将軍の2人目にしてSA-DA-MEが誇る萌えキャラ、 ぼくらのドクターバロンが登場する回。このころのぶっ飛び方は一番好きだなー。 これまで戦闘機と戦ってきたが、今回はありさんやえびさんなど機械獣っぽいのが登場。 敵の将軍によって所属兵器が違うのはいいね。 デビルオー、エルドランシリーズ視聴者的には微妙かな。 風雲再起不能氏も言っていたのだが、エルドランが選択を間違えるというのは、 原作的にありえないというか。 まぁ、そんなことを言っても仕方ないのだけど。 戦闘はちょっと大変。敵がしぶとくなったせいかな。 別に難しくは無いので、じっくりいけば心配はない。 学校が飛ぶのは余計かなー。この不便な設定が今後使われるのかどうか。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第4話「サブタイトル不明」 製作:彩華氏】 唯一プレイヤーキャラを製作していない彩華氏の担当回。 最終話後半と同じ112kbという、4話にしては破格の容量を誇る。 サブタイトルが出なかったのは仕様なのかそうでないのか。検索しても出なかったし。 エリュシオン側の描写がメインの話。アポロ勝てなくて焦ってます。 残る4将軍の1人、ブルーローズは後ろに下がって適当にやらせるタイプらしく、 主に行動しているクラウンが戦場へ向かうことに。 一方我らが地球を守るのも私だ達は、怪盗の話題でもちきり。 すげー、ロボット盗むのかよ怪盗。 盗まれたのはライズナーという機体らしい。原典はレイズナーかな。 エリュシオンの登場により出撃することに。 出撃、配置についた地球を守るのも私だの前に現れたのは、クラウンと ビキニ美女、チャイナ美女、バニーガール。 ###################################################################################### Talk ルシフェル=烏天狗=クラウン ふっふっふ! これぞ我が究極かつ至高かつ、;もう何から何まで内包しつくした素晴らしき集まり! Talk ルシフェル=烏天狗=クラウン Talk クラウン 「そう、その名も…… Suspend PlaySound Explode(Nuclear).wav Wait 3 Talk ルシフェル=烏天狗=クラウン そう、その名も……M.O.E.軍団ッ!! ###################################################################################### バカだろうこいつ(褒め言葉 リアル担当がアポロ、スーパー担当がバロンときて、じゃあ、残りは何を担当するのかと思ってたら まさかイロモノ担当というジャンルが存在するとは思わなかった。 もう一人が何なのかさらに気になるぞ。 さっくり退治すると、紅葉のディソーダーのシステムが暴走を始め、同時に 残る最後の4将軍……リア様ことリア=エスチュアリーが登場。 紅葉なしでリア様を止める事に。カルストブレード・ポリエの戦闘アニメがカッコいい。 SPだけ全回復するのは変にリアルでいいなー リア様と紅葉の精神世界でのやりとりの演出は秀逸。 容量の何割かはこの演出のためにかかってるんだろうなー リア様の力で紅葉復活、リア様退治でクリアかと思いきや、ライズナー乱入。 そしてもう1機、ガンダムGB(ゴッドブルーム)。 ライズナーを止めに入ってそのせいでリア様を取り逃がす地球を守るのも私だ。 まぁ、さすがにここでリア様退場はないだろうなぁ。 エピローグは状況の総まとめ。どうやら怪盗チェシャ猫ことC・Cを追いかけるのが このガンダムの任務だったらしい。 いいのか、任務ほったらかしで部隊に参入して。 ちなみにこの機体、設定こそガンダムだが、性能はどちらかというと 分身持ちのヴァイスリッターというほうが近い。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第5話「サブタイトル不明」 製作:Pao氏】 ささいなことといえばささいなことだが、連続でサブタイトルがない。 実はわれらが武蔵の中に潜んでいたC・C。まさに灯台下暗し。 しかしこいつ何を考えてるのかよく分からないなぁ。 意味ありげなことを言って去っていく。 エリュシオンは戦力を分散し、各地で同時攻撃を開始。 なるほど最強の部隊といえど世界中にバラバラに現れる敵に対処はできん。 どうやら完全な御馬鹿でもないようだ。 だが、バロンの手によって戦闘に水をさされ、 突然現れたロボットたちによりエリュシオンの作戦は失敗、 1話でぶっ放された聖槌もリア様によって阻まれてしまったりと、 散々な目にあうアポロカワイソス 今回のザコはリア様配下の機体が混ざっている。 実弾に強いがビームに弱いのとか、その逆とか。 ガンダムGBが大活躍する。弱点を突かずとも何発か殴れば倒せるが。 どうやらリア様の部隊がスーパー担当で、バロンの部隊はナマモノ系担当らしい。 後で配布テキストを調べたら、こんな分類だった。 ###################################################################################### ・高機動兵器(リアルロボ)系軍団(アポロ隊) イメージ:SPT、高速戦闘艇、ゾイド 傾向:運動性高、HP、装甲低。 ・モンスター系軍団(バロン隊) イメージ:機械獣、メカザウルス、宇宙怪獣 傾向:HP高、移動力低。 ・スーパー敵メカ系軍団(リア様隊) イメージ:バッフクラン戦闘メカ、ギシン星系メカ、勇者系悪のロボ 傾向:HP、装甲高。バリア等。 ・ファンシー系軍団(青薔薇隊) イメージ:ファンシー獣、かわいいエイリアンさん、巨大萌えキャラ(メイド、ナース、スク水、ショタ) 傾向:基本能力は平均的。精神攻撃や特殊攻撃を得意とする。 ###################################################################################### 結果的に大量に味方が参入した。一気に3機もロボが追加された。 ファンタジーなゲッターロボ、ゲッターウィザード、 そのものずばりのネオダンガイオー、 そして合体できない獣戦機、シルヴァーウォルフが参入。 ゲッターとダンガイオーは強いが、獣戦機はいまいちかなー。決定力に欠ける。 エピローグで財閥の社長みたいなのが現れたりと、情報量はやや多め。 ちなみにこのシナリオは全話通して唯一のGlobal変数によるフラグが仕込まれており、 後に微妙に生きてくることになる。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第6話「We survive」 製作:公嵐氏】 まだ嵩氏がこの名前だった頃か。懐かしいな。 今回は別の国での戦い。珍しく4将軍が戦場に登場しない。 賢者の石で動くロボット、ラグナロクが登場する話。原典はライブレードらしい。 思えばここが最初か、等身大設定の登場は。 ストーリーラインは、普通の学生だった峰岸宗司がラグナロクに成り行きで乗り込んでしまい、 賢者の石として朽ちてゆくマリエルを救おうと努力する、というもの。 実にオリロボの1話らしい展開だが、リレーの6話でこれはどうなんだろうと思わなくもない。 単体で見ると結して遜色のない内容なのだが、2話と同様、ストーリーが前進していない。 敵のネームドも追加されはするものの、その回でお役御免。 もうちょっとやりようもある気もするけどなー。 ただ5話と違って、参入キャラの描写をしっかりとやってくれているのと、 4将軍以外のパイロットが他にもいる可能性を示したのはいい感じかな。 個人的には4将軍ばかりだと飽きてきそうだ。 で、余談になるんだけど ###################################################################################### Talk ソージ(攻撃) 14 10 ……マリエル;:たとえ、お前が人間じゃなかったとしても 人間じゃなかったとしても、だ……;死ぬなんて事だけは言わないでくれっ! イヤなんだよ……オレは!;:自分の好きな人に死んでもかまわないなんて;言わせるのはっ!! Talk マリエル お父さまは、勇敢に戦った;なのに、わたくしはお父さまを置いて;逃げ出してしまった だから、わたくしは多分……次こそは;逃げないようにと願ったとと思いますわ もし、誰かがわたくしの封印を解いた時……;そのときは決して逃げずに、運命に抗うおう……;そう考えたのだと思いますわ Talk 紅葉 (運命に……抗う……か……) (凄いな……マリエルさんは……;:私は……ううん、抗わなくちゃ……:あんな機械の;言いなりになんて、決してならない!) Talk ソージ けどよ…… Talk マリエル それに、お父さまのお陰で、わたくしは;宗司さんと出会うことが出来たのですわ! Talk ソージ(照れ) なっ!? ###################################################################################### 恥ずかしいセリフ禁止って叫びたくなったよw いや、ごちそうさまでした。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第7話「参上」 製作:正成氏】 この人はSUWが初登場だったかな? ソードマスター、グレープ=フルーツ初登場の回。 最初この名前を見たときは本当に本名なのかと真剣に疑った。 相棒のルフルードを置いて修行の旅に向かい、道中 ###################################################################################### Talk グレープ(ダメージ) X(ソードマスター) Y(ソードマスター) Talk ハックション! ??? 「う〜む、;バカは風邪を引かねぇハズなんだが……」 End ###################################################################################### この時点で好感度上がりまくり。面白すぎだこいつ。 しかもその後ザコ相手に等身大戦を繰り広げるし! 勝つし! もう大好き。 1話のチーフ再登場。どうやらあれから別の機体の開発に関わっていた模様。 なんだかんだで、紅葉のことは気にしてるんだなー。 今回はみんなだいすきドクターバロンの新兵器が登場。 どう見ても栽培……いや、言わないでおこう。 ルフルードが愛機タナトスで打って出る。エルガイム原典かと思いきや 後に辞典を見るとファイブスター物語だったことが判明。 ###################################################################################### Talk アポロ 相変わらず理解ができん物ばかり;作り出すものだな Talk ドクターバロン 天才はいつの時代も;死んでから評価されるものだ Talk ドクターバロン(ダメージ) ……ってそれでは駄目ではないか! Talk プラム X(ドクターバロン) X(ドクターバロン) 博士ひとりツッコミじょうず〜 ###################################################################################### もうだめだよパトラッシュ僕笑い死にしそうだよ。 地球を守るのも私だの登場で形勢逆転かと思いきや、基地への奇襲部隊登場。 そして案の定華麗に登場して生身でぶった切るグレープ。 すげぇお約束とはいえすげぇ。 そして巨大基準のシナリオで生身で活躍した奴はたいてい次の瞬間機体に乗る。 登場したのはモビルファイターかと思いきや、グルンガスト。 しかもグルンガスト百式。シャア専用ですよこのグルンガスト。 グルンガストというだけあって火力はトップクラス。それでいてこの男…… ###################################################################################### グレープ=フルーツ グレープ, ぐれーぷ, 男性, PT 大剣使い, AAAA, 200 特殊能力 底力, 1 ソードマスター=非表示, 1 切り払いLv3, 1, Lv4, 25, Lv5, 30, Lv6, 36, Lv7, 42, Lv8, 48, Lv9, 53 先読みLv3=カウンター, 1, Lv4, 30, Lv5, 40 広域サポートLv1=指揮, 1, Lv2, 30 163, 137, 157, 136, 186, 160, 超強気 SP, 75, 根性, 1, 必中, 1, 信頼, 10, 鉄壁, 17, 熱血, 27, 激励, 35 SRWOG_GrapeFruit.bmp, SRWOG_SwordMaster.mid ###################################################################################### 親分やドモンもびっくりの超スペックキャラでした。 ちなみに俺のプレイでは、最終話で切り払いLvが9まで上がったのはこの男だけ。 ひらめき忍耐こそないが、艦長がみがわりを使えるので何の問題もない。 回避も低いが上記の理由につき何の心配もない。 敵を倒しているとクラウンがかわいい怪獣を連れて登場するが、止められるはずもなかった。 エピローグはほぼギャグパート。最後の最後まで笑わせてくれる人だったぜ…… 強すぎるグルンガストはちょっと気になったけど、グレープじゃあ仕方ないな。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第8話「99%の絶望・1%の希望」 製作:K’(カズ・ダッシュ)氏】 スパイ疑惑が浮上。そう言えば確かにエリュシオンは どのようにして地球の情報を仕入れているのかという疑問は残るが、 地球を守るのも私だの中にそのスパイがいるって言う指摘は的外れなんじゃないかなー。 えーと、このシナリオで一番気になったのは、キャラ同士の比較描写。 たとえば、 ###################################################################################### Talk ルミナ まぁ、実力の方は保証するわ。:;何せ並の戦闘機乗りが、2分でグロッキー状態になる戦闘機を乗り回せるんだから そう……例えそれが機械の体の持ち主でもね Suspend ###################################################################################### こう書いた時点で、意図はどうあれ「新キャラ>紅葉」という図式が出来上がる。 こういうのは特に共闘系シナリオ書く人は意識したほうがいいかなー、と思う。 戦闘は新機種大量投入。待て、7話でアポロ隊のザコは補給されたばかりだぞ。 アポロのパワーアップは妥当かな。むしろ今までが弱すぎた。ザコ並みの機体だったよ。 今回の味方機はリ・ガズィっぽくなったバルキリー。 そんな! ガウォークの存在しないバルキリーなんてバルキリーじゃないよ! ……ぶっちゃけてしまうと俺はコツのいらないてんぷら粉の人なのだが、 やはりこの人の作風はシナリオ、データ共にどうも好きになれない。悪いとまでは言わないが。 特に新キャラが紅葉に長々と説教するのはどうもなぁ。論点が 「私は同じ状況から乗り越えた。だからお前も頑張れ」なのが引っかかる。 鬱病患者に頑張れは禁句だってことを知らないタイプだよこのお姉さん。 あんまり的を射てるとも思えない上にそれで紅葉改心しちゃってるのが。 リア様の部下の使えない小間使い、メアンダーがその力の片鱗を発揮。 さらに彼女の身を案じてリア様が救援に登場、おぉ、いい流れだ。 だがしかし紅葉に説教した姉が場を仕切りだしてちょっと冷める。あんた指揮官じゃないだろ。 エピローグで普通の人間に対G耐性で負けるサイボーグ紅葉。 なんかもう切なくなってきたよ。紅葉たんがんばれ、蝶頑張れ。 そうそう、敵の新キャラのアリスは正直いらんかったと思う。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第9話「俺が天使になれるなら」 製作:F.ナッパー feat 藤氏】 このシナリオの最大といっていいほどの転機、幼馴染の天城総一と相川小百合の登場。 Eveを開けると改行の関係でどこがF.ナッパー氏でどこが藤氏かよくわかる。 久々の再会にも、その部分の記憶を失っていて幼馴染を思い出せない紅葉。 ちくしょー、やっぱそーきたかー。 味方の上層部にネームドキャラ登場。嫌な奴とも友好的な奴ともとりにくい感じ。 ICV見て吹いた。T.M.Revolutionかよ。いや確かにあの人声優もやってたけど。 しかし艦長はいい人だ。いい人過ぎて何だか怖いぞ。 今回の敵は2度目となるアポロ、バロン、クラウンの混成チーム。 最初に出撃までの時間を稼ぐのは……なんとメカゴジラ。ついに特撮まで登場か。 おお、硬いぞ強いぞ空飛ぶぞ。最近のメカゴジラが原典っぽいな。 敵増援に登場したのはギルギルガン。ギルガメスという名前らしい。 何でも食べる性質らしく、ゲッターと紅葉が食べられてしまった。うわー。 満を持して幼馴染コンビ登場。シュネルギアって何だと思ったら、TRPGか。守備範囲外だ。 格闘戦は危険といいながらも、射撃武器を吸収する上に殴りかかっても食われるデメリットはないので、 グルンガストやブレイディオンが大活躍する展開にはちょっと違和感。 ほうほうの体でギルガメスを撃破するも敵の更なる援軍。泣いていいですか。 と思ったらメタルアーマーが完成、形勢が逆転。 Eve内容のコピペのために開いた際に見えたメタルアーマー部隊のグループID吹いた。 メタルアーマーのリーダーは敵味方関係なくマップ兵器で巻き込むタイプ。 こいつもいずれ仲間になるのかと思ってたらこの回で仲間になった。もう一押し欲しかったな、個人的には。 こうして地球は強力な量産機を手に入れたのでありました。 これで地球を守るのも私だ達がいなくても日本は大丈夫だね! ということらしい。 エピローグは状況整理、そしてこの手のリレーでは珍しい、分岐へ。 この分岐ソースの力技っぷりは必見。 とりあえず紅葉の治療に行くことに。 分岐説明後もシナリオは続くのだが…… ###################################################################################### Talk 小百合 …… (紅葉……あんた、ほんと変わんないよね……) (ずっと不幸な目に遭ってさ……それでいて、誰にも助けを求めようともしないで……) (でも、心配しないで。あんたは私が助けてみせる……天城くんが、護ってくれる) (……紅葉が助かったら、また天城君は紅葉を護り続けるのかな?) (そしたら、また天城君の目は紅葉に向いちゃうのかな? また私は、邪魔な女になっちゃうのかな?) (もし、紅葉を救えなかったら、天城君は何て言うだろう……怒るよね……悲しむよね……) (でも、いつまでも引きずってはいられないもの……いつか、何かをきっかけにまた立ち直ってくれる……) (私、そのきっかけになれるかな? もしなれるなら……天城君を取り返せるのなら……) (……紅葉なんか、いなくなったって……私……!) Talk 舟木 何をしている? Talk 小百合(ダメージ) あわわ!? い、いえ、その、紅葉の様子を…… Talk 舟木 彼女の様態を確かめるのに、なぜカッターナイフが必要になるのかね Talk 小百合(ダメージ) こ、これは、その…… ###################################################################################### 実はこのあたりは話題になった際にEveだけ開いて見ていたのだが、 この衝撃の展開はさすがに予想できなかった。 1話といい、木藤氏は紅葉に何か恨みでもあるのだろうか。 ######ここからAルート################################################################ ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第10話「あの日誓った、『負けないこと』」 製作:F.ナッパー氏】 ルナティック・プリンセス南無。 ほとんど出番も見せ場もなかったし、辞典にあったネタもあまり生かされていなかったが 正直ここで生かしておいてもろくな事はなかっただろう。 過去の話なども交えつつ、幼馴染の描写強化。 そして互いの決意の再確認を経て、よみがえる友情。 カルメ焼きの話の必要性はちょっと微妙かな。 しかしどういう理屈で奇跡が起きたのだろう。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第11話「天使と悪魔の楽園」 製作:hiro左右衛門氏】 救助ミッション無理すぎ。これ助けられる人いるのかなー。 アリスの弔い合戦とばかりに再出撃するリア様。 アリスの異常についての描写、紅葉の復活戦、そして 総一の成長がメインかな。 ここ2話ほど新規参入がなくて割といい感じ。 ######ここからBルート################################################################ ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第10話「戦うための力を求めて」 製作:一気の陽児氏】 SUWでベックを投げた人だな。このリレーでは先ほどの無差別攻撃キャラ。 今回は普通に軽めの迎撃戦。特に追加人員もない。 だが、アポロ隊の新兵器がすごかった。むしろヤバイ。 文章でこのやばさを表現するなら、このメッセを見てくれ。 ###################################################################################### 攻撃 自律回路(笑い), 俺TUEEEEEEEE サテライトバズーカ 自律回路(キター), 月がキタ━━━━━━━━━━━━ !!!!! ###################################################################################### いくら電車男の影響で2ちゃんねるが市民権を得始めているとはいえ、 これはさすがにどうだろう。 ###################################################################################### Talk クラウン 兄さん、ヤケになってません? Talk アポロ 少しな ###################################################################################### ある程度はやばさを自覚しているご様子。 まぁ、それ以外にも同士討ちとかアポロの悪巧みとかいろいろあるんだが、 これのインパクトが強すぎたよ…… ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第11話「絶望の光・希望の輝き」 製作:NAZ氏】 ゲッター話。それぞれのパイロットにはそんな秘密があったんか。 今まで空気気味だっただけに、こうしてしっかりエピソード交えてくれるのはいいね。 しかしナイトの人の危ない性癖(?)吹いた。こういうの流行ってた時期もあったな。 ###################################################################################### Talk ダグラス博士 わしがこの中央研究所所長、;ダグラス=ウィズドームであああああるううう!! ###################################################################################### このシナリオで塾長にお会いできるとは思いませんでした。 どうやらグルンガストやタナトスの開発にも関わっている偉い人らしい。 この人の影響で整備士まで体育会系。なんて暑苦しいんだこの世界のアメリカ。 アポロ、再度聖槌を放つ。こいつ大規模破壊兵器が好きだな。 合体を阻止されても諦めることなく根性で合体を果たすゲッター。 お約束展開だが、お約束だからこそ燃える物があるなー。 味方増援にSRX系列と思われるR−ZEROなる機体が登場するが、武装が微妙で役に立たない。 グルンガストも遂に剣が解禁され、良燃費の武装が追加。さらに強くなって万歳。 ルール違反を咎められて拉致されるアポロ。牢に入れられるアポロ。 アポロもアポロだが、この状況でアポロを外すという考えもちょっと気にはなるなー ######ここからCルート################################################################ ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第10話「その心に勇気灯して」 製作:あーかーど氏】 この作者のアイデンティティにしてかの有名な佐藤孝英が登場する回。 機体はサウンドバルキリーか。 冒頭からぶっ飛ばしまくりのバロン最高。プロジェクト・Bって。 学校飛んだ! また飛んだ! まさかの再飛翔! 完全にコケにされるドクターバロン。せつねー。 今回の敵はプロトデビルン。アニマスピリチア! 精神干渉の描写は生々しくていいなー。完全に空気だった連中にもドラマがあるということを ちゃんと認識させられる。 復活してもダメージを引きずっているのも好印象。戦うのつらいけど。 絶体絶命のピンチに割って入るもう1機の味方、GEAR戦士獣皇。電童かー。 復活の流れは燃える。そうだ、こういうのこそ王道だ。 もちろんあっさりバロンがやられるのも王道だ。 余談になるけど、 ###################################################################################### Talk 吉雄 あっ、思い出した!! Talk 江美 なにをよ? Talk 吉雄 あの赤いバルキリーの人!! あの人…… Suspend Playsound Bazooka.wav Talk 吉雄 あの赤いバルキリーの人!! あの人……;喚善正義ジャスティオンの歌の人だ! ###################################################################################### ごめん、すごく見たいと思った。 なんて熱そうなタイトルなんだ。だって喚善正義ジャスティオンだぜ? ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第11話「二つのGEAR」 製作:月神氏】 10話で顔を見せたGEARチームの話。いきなり出てくるよりはいいよな、この流れのほうが。 セルファイターもちゃんといるのか。どうせなら一緒に仲間になって欲しいな、補給役いないし。 主な内容としては電童でいうところの凰牙の登場や、ブレイディオンの強化伏線、 ベガさんらしきものによって伝えられるアルクトスの真実、電池、バロン。 何ヶ月も前からどうやって地球はエリュシオンの存在を把握してたのかと思ったら、そうだったのか。 あんまり特筆すべき内容は無かったけど、こういう山の小さな回も大事だと思う。 ######ここから再度合流################################################################ ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第12話「砕けた心の行方」 製作:木藤氏】 各ルートのまとめから入るのは好印象。忘れてる部分もあるし。 エリュシオンが誇るイケメン、津軽紫郎初登場の回。ICV吹いた。 きっと歌はむちゃくちゃ下手なんだろうな、津軽紫郎。 10、11話となりを潜めていた小百合の暗黒面をつっついて引きずり出す津軽紫郎。 この辺からだよなー、こいつらの雲行きが怪しくなってきたのって。 デートの後をつけるのはいいが、料理店で会話が聞こえる距離ってすぐ隣じゃないのか。 ###################################################################################### Talk 小百合 すいません、お金まで出してもらっちゃって…… Talk 紫郎 ははは、僕が誘ったんだ。当然だろう さて、ヨコスカ基地には門限はあったかな? Talk 小百合 いえ、私たちはカードキー持ってるからいつでも入れますよ Talk 紫郎 9時ちょっと前、か……帰るには少し早いね。どこか行きたいところは? Talk 小百合 行きたいところ? え、えぇと…… Talk 紫郎 ……もしかしてアレかい? まさか会った日にアレに誘われるとは思わなかったな Talk 小百合(ダメージ) ちっ、違うんです! ただちょっと眼を向けた先にアレがあっただけで、その、別にそんなつもりじゃ…… Talk 紫郎 ……だよね。さすがにアレはまだ早いね。でももう少し時間がたってからなら…… Talk 小百合(ダメージ) い、いえ、時間とか期間とかそういうのじゃなくてほんとに違うんですって! ###################################################################################### しかし木藤氏は( ・∀・)<エロいな 各ルートの概要を報告でまとめたのはいいなー。やってないルートがある人もいるだろうし。 エリュシオンは作戦を変更し、自軍の兵器での力押しから地球の兵器を鹵獲、研究しての 新兵器開発をメイン路線に据えたらしい。確かに理には適っている。 紫郎に寝返り、負の情念をあらわにする小百合。だめだ、それは死亡フラグだ! 今回から紅葉のディソーダーにファンタズマが装備されパワーアップ。 MAP兵器の拡散ビーム砲、大火力の核ミサイル搭載で攻撃面はばっちりだ! 足の遅さは相変わらずだが。 C・Cマジックで小百合の救出には成功するも、古文書データはエリュシオンの元へ。 敵に版権オリロボが登場する予感。わくわくだぜ。 ラストの食い違いコントはベタながらも吹いた。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第13話「残酷な天使の……」 製作:Mr.ゴルドン氏】 トワイライト変態ゾーン吹いた。 この人はやっぱり独特のセンスを持ってるな。合う人には合うんだが、合わない人は辛いかな? ###################################################################################### Talk リア ………:耳が遠くなったのなら―― END Hide StartBGM neon.mid PlaySound Thunder.wav Talk クレア(攻撃) 耳が遠くなったんだったら『聴こえる』んじゃなくて『聴こえなくなる』んでしょうが!  Suspend ###################################################################################### こういう技法はベタながらあんまり使われないなー。 そしてイベント戦闘。げー、う、ウルトラマンの中の人がやられたー!? 廃棄されていたエヴァンゲリオンと合体するギルガメス。ギルギルゲリオンの誕生である。 こういう系列の違うクロスオーバーは大好き。 ###################################################################################### Talk 楓 ところで、これは何の手紙なのかしらねぇ Talk レイン えぇ? あ、あけちゃうの?  Talk 楓 いいわよぉ、別に減るわけじゃないもの Suspend PlaySound Page.wav Talk 楓 いいわよぉ、別に減るわけじゃないもの:;……あら? 手紙の他にも何か入ってるわ Suspend PlaySound Page.wav Talk クリス(ダメージ) ……:パ、パンツ?  Talk レイン(驚き) パンツだわ………… Talk 桜 ……パンツ……:はッ!?  Suspend PlaySound Page.wav Wait 4 PlaySound Page.wav Talk 桜 ……パンツ……はッ!? ;な、ない………:あ、あたしのパンツ――ッ!?  あ、あいつ……いつの間にっ!? Talk 宝子 ………待ちなよ。;さっきの質問に答えてもらってないよ――;どうしていろはたんに気を遣うんだい?  Suspend PlaySound Glass.wav Talk 小百合 ……… Talk 小百合(攻撃) ………気なんて遣ってないわ Talk 宝子(ニヤケ) そうかなぁ?  Talk 宝子 そうかなぁ? じゃあ言い方を変えよう。;:なんで黙ってそーたんといろはたんがくっつくのを見てるのかな?  どうして―――;力づくでも彼を奪い取ろうとしないんだい?  動物はみんなつがいをめぐって争うじゃないか。何故そうしない?   Talk 小百合(攻撃) わ、私は……そんなケダモノじゃないから Talk 宝子 ケダモノだよ。:万物の霊長だなんだと気取っちゃいるけどね、所詮人間も一介の動物に過ぎないんだよ 動物にとっては強い子孫を残すのが第一の命題だ。;:だから強い個体に魅かれる……恋なんてそんなモンだよ Talk 小百合(攻撃) そんなんじゃない!!  Talk 小百合 そんなんじゃない!! ……私は、ただ……… Talk 宝子(ニヤケ) ただの淡いオトメ心? ;はは、ちゃんちゃらおかしいね。臍で茶を沸かすよ Talk 宝子 そんなのはただの勘違い、錯覚、上品ぶった自己正当化だよ小百合たん。エッチしたいじゃ品がないからそうやって誤魔化してるだけさ Talk 宝子(ニヤケ) ――とまぁ、そういう観点でいくと……;小百合たんはいろはたんに対して、大きな大きなアドバンテージがあるわけだね Talk 小百合(攻撃) な――そ、そんなの不謹慎だわ! ;紅葉は………紅葉は――!!  Talk 宝子(笑顔) ふふ、まぁ今の世の中には人工授精という便利なものがあってね いろはたんの遺伝子サンプルはここに;保存してあるから、彼女とそーたんが愛の結晶をこさえること可能なわけだけど…… Talk 宝子 ……まぁそれはこの際置いておくとして、三角筋の正直だ。キミはどうしていろはたんに気を遣うんだい?  Talk 小百合 それは……こんな大変な時に私たちがそんなことでもめたら、隊の雰囲気が悪くなるし……… Talk 宝子(笑顔) ふんふん。それから?  Talk 小百合(ダメージ) あ、天城君だって迷惑するじゃない!! ;紅葉は友達だし――仲間、だから――― Talk 宝子 ははぁ。なるほどなるほど Talk 小百合(攻撃) ………答えたからもういいでしょ、行かなきゃ。そこ通して Talk 宝子(ニヤケ) まぁ待ちなってば。いい機会じゃないか、;ここらで一皮剥けようよ小百合たん Talk 小百合(攻撃) いいかげんにしてよ!! :なに? ;そんなに私にちょっかいかけて、何か楽しいわけ!? ###################################################################################### しかしゴルドン氏も( ・∀・)<エロいな さてメインストーリーは自己主張を受け入れてもらえないメカゴジラのパイロット、東宝子が先走る話。 友情の亀裂と、その復活がメイン。 ギルギルゲリオンも切ないストーリーだよなー。 そして台詞もないアポロカワイソス ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第14話「無尽の希望 ― Unbroken Esperance ―」 製作:奏氏】 この人もSUWが初出だったな。 前後編で構成されている。容量はあわせて140kbもある。 だが、それに見合った燃え展開が繰り広げられるので気にならない。 内容についてはあえて深くは触れない。 D国についに再登場したアポロ。お帰りアニキ。 小百合のフォローなども挟みつつ、グレープ、ルフルードの二人を核にして過去の話が展開されたりもする。 ルフルードかっこいいよルフルード。 リア様が仲間になるフラグも立ったり。実に王道で見ていてぐっとくるものがある。 戦力面ではR−ZEROがパワードになり、大幅にパワーアップ。 また、グルンガストの奥義が解禁され、手のつけようが無くなる。 なんなんだこの火力は。 しかし青薔薇は狡猾だな。俺はこの頃はずっとラスボスはこいつだと思っていたよ。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第15話「Kaninokoji The Crab」 製作:Oct氏】 BPSRCの人か。あんまり話題にならないイメージがあるのは気のせいか。 容量軽めの息抜き回。しかし伏線は割と多く。 ここしばらく濃密な回が多かったので、ありがたい。 メガデウス、ビッグクラブが満を持して登場。足は遅いが性能は化け物だ。 無消費2600って冗談かと思った。射撃が低いから数値ほどの威力は出ないが、強い。 新兵器を大量に開発するも、敵の襲撃でほぼ壊滅するという話。 禁為の書なるものの存在や、小物臭いエリュシオン特務隊なども登場。話が動き出したな。 そしてリア様が…… そういえば ###################################################################################### Talk ヴァルボス 10 11 フン! 地球の塵芥にも満たぬ雑兵共め!! このエリュシオン特務隊隊長ヴァルボスに、傷を付けるなど100光年早いわ!! ###################################################################################### 光年は時間じゃない、距離だ! って突っ込んだのは俺だけじゃないだろう。 思えばこの時点で既に小物臭バリバリだったよなー。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第16話「浄化の炎、裁きの刃 ― 願うことさえ許せぬ幸せ ―」 製作:ryu-K氏】 オリ等身大辞典の管理人の中の人。掲示板復活マーダー? 今回も前後編で、容量はあわせて134kbある。皆よくこんなに書けるな。 キャラが多いせいだろうか。 今回は小百合さんオンステージ。水泳大会は息抜きっぽくてよかったな。 12話で実はヤっちゃってましたとか、そういういろんな事実が露呈し、 いつの間にか母親になっていた小百合さん。待て、さすがにそれは……ぬふぅ。 今回はさらに進化したアポロの機体が猛威を振るう。リアル系ですら攻撃を満足に当てられない。 攻撃力もさらに高まり、ここにきてようやくボスらしくなった。 バロンも登場するが、アポロほどうざくはない。 味方新規参戦はジェネラルガンダム。GPシリーズをそれぞれ換装できるタイプらしい。 あんまり使い勝手はよくない。というか02に核がついてないのは何故だ。 小百合さんの裏切りでシュネルギアは出撃できないが、代わりに登場した機体は なんとダイナミックゼネラルアッガイ、略してダイゼンガイ。 なんだそのハイクオリティなネタ。しかも強いぞ。いけ! いけ! ぼくらの(ry しかしこいつらは実は前座。真打は裏切った小百合さんと津軽紫郎。 木藤氏が関わってるなら来るかなーと思ってたんだが、ついにキュンタマ登場。キタコレ。 他にもビックバイパー、モゲラ、アルトアイゼン、ゾイド、ドムトルーパーなどを基にしたとされる 様々な版権ロボが大集合。ゾイドのアイコンが妖械で吹いた。 ためらいなく味方を撃つ宝子とか、味方サイドにも黒いものが渦巻き始めている。 味方増援は15話で登場した超能力者コンビ。機体はゴッドマーズ準拠のゴッドムソウと 銀河の三人が原典のライーザ・アドバンス。何と渋い取り合わせだ。 ちなみにゴッドムソウは破壊されてもゲームオーバーにはならない。 版権ロボ軍団を倒すと、大トリとして登場するはガンエデン。 ちょ! HPが100000以上あるよ! 無駄に! そんなとこまで原作再現する必要はないと思うなー、さすがに。 強いことは強いが、ガス欠になればデクノボウなのも同じなので、ひらめき持ちでじわじわと。 エピローグでド外道っぷりを遺憾なく発揮する津軽紫郎。 小百合さんはどうなってしまうんだ。死亡フラグがまた一つ。 しかしいくらサブパイロットがいなくなったからって、その人ってのはどうなんだろ。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第17話「エクソダス・ナウ!」 製作:venom氏】 またしても前後編。容量は……合わせて43kb。分ける意味あるのだろうか。 キンゲな話。キンゲは見ていないが、キンゲの雰囲気は分かった。これはいい富野ですね。 新規登場はカインニーグ。もちろん元ネタはキングゲイナー。 しかしこのタイミングで敵幹部追加ってのはどうかなー。 前編の戦闘はほぼイベント。適当にやっていれば大丈夫。 後編もそんなに難しくはない。ギルガメス軍団が地味に強いけど、 こちらも強いので十分勝てる。 しかしキンゲって便利な設定なんだなー。 一番の違和感は、ポッと出の新キャラであるカインにいきなり告白されて 性格が急に変わってしまう宝子。これはさすがになー。 こういう描写って、それなりの積み重ねがあってなんぼだと思うよ。 ぶっちゃけストーリーはほとんどといっていいほど前進していない。 リレーらしいといえばそこまでだが、なんだかなー。 「俺は俺のやりたいことだけやるぜ!」ってのは、リレーではありがちなことだけど このタイミングでやっちゃダメだろうと思う。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第18話「BRAVE PHOENIX -この胸に小さな勇気と 奇跡を…-」 製作:嵩氏】 名前が変わって再登場。ついに2週目陣が登場か。 そういえばちょうどなのはが絶大なブームだった頃だな。今も衰えてるとは思えないが。 なのは要素キモイとかいう人らもいるが、そこは切り離して考えよう。 生きていたムゲン、宝子の過去、カインの想い、ラグナロクに秘められた真実。 この人は様々な設定のクロスオーバー、という点に関しては高い技量を持っていると思う。 版権シナリオを書いていて正解だと思う。完結さえすれば。 話を戻そう。 実は生きていたソーマが再度立ちはだかったりとか。 闇の書と名乗るアルティメットガンダムが登場したりとか。 中に突っ込んで助けに行くあたりは王道。Gガン最終話を髣髴とさせる。 後半戦は闇の書以外の敵は邪魔だったかもしれないなー。いても仕方が無かった。 そして、徐々に核心に近づくアポロ。 ……あれ? アポロがだんだんリア様寄りの中立陣営に…… ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第19話「氷点下の蒼空」 製作:オンボロイドβ氏】 盛 り 上 が っ て ま い り ま し た 一度も戦場に出ることなく死亡するヴァルボス、 復活した意味ってあったのかと思うくらいあっさり死亡するソーマ。 紅葉の体に再度訪れる、しかも今度は致命的な異常。 クラウンの決心、聖槌封印の真の意味、そしてディソーダー…… 宇宙の果てでアポロに告げられる、真実。 全ての運命はプログラム上の存在だった? 戦闘は、とにかくクラウンの異常なまでの強さが脅威。 攻撃イベントの度にひらめきを使用するので、こちらもひらめきをかけてつついておかないと ダメージすら与えられない。 出撃数も少ないので、無改造だと過酷。 実際プレイ時に何機か落ちた。ゲッターが最後の砦だった。 クラウンのあまりの男前っぷりには泣いた。最後の最後にあんたを好きになれたよ。 青薔薇の最期のあっけなさが幕切れに涙を誘う。 そして19話にしてついに姿を見せた、エリュシオンの神。 その人物の正体は、あまりにも身近で、あまりにも切なすぎる存在。 そう、皮肉にもその神は、奥山紅葉の姿をしていた…… ごめん、ちょっと酔った。気に障ったらごめん。 でも、俺としては全22話の中で、この回が一番面白かった。 流石だなオンボロイド氏。惚れ直した。 ……でもこれ処理できるのか。俺には無理だ、とても。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第20話「愛の果てに待つもの 〜 What Lies Beyond 〜」 製作:ネオ・ぐらっちぇ氏】 19話で母艦を破壊され、紅葉を失った地球を守るのも私だ。 仕方なく途方にくれていると、もう1機のブレイディオンが完成したという吉報。 しかし、青薔薇を失い、リアを拘束され、アポロの行方も知れないエリュシオンも あんまり状態はいいとは言えないわけで。 そこで、神の言葉に影響されたのか、ドクターバロンは持てる力を総結集し、 最終兵器、マクロス・ジ・インフィニティを完成させる。 パイロット、バイオメカニカルアンドロイド孝英と共に。 怒涛の切り札の応酬。デビルオーの最終形態、そして満を持して登場するグランブレイディオン。 ギナーヴァの真実、まさかのダンガイオーの奥義追加、やってきたC・C、ムゲン…… そして何よりデスキング。何をおいてもデスキング。こいつなくしてはこの回は語れない。 強い。攻撃イベントで忍耐を使うのもあるが、19話のクラウンと互角かそれ以上のパワーだ。 19話が最高の変化球なら、20話は気持ちいいくらいの剛速球。 ちょっと要素がつめこみ気味で、「まだ続くのか……」と思ったのも確かだが、 燃えに燃えて燃え尽きた。ドクターバロンよ、永久に不滅なれ。俺はあんたを忘れない……! エピローグでオチをかますあたり、バロンはやっぱりバロンだな、と苦笑いした。 ほとんど損傷のなかったマクロス・ジ・インフィニティを得、地球を守るのも私だは 再び戦場へと舞い戻る。しかし…… ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【第21話「神の定めた運命」 製作:Pao氏】 青薔薇、バロンと来て、次に決着をつけに来たのはアポロではなく、津軽紫郎。 ダイ・ソードのゴッドフォースを元にした機体を引き連れて。 ダイ・ソードは聖戦の知識しかないなー。 アポロはリアを連れ、地球へと舞い戻る。 自分らしくあるために、神の意志にそむくことを決意して。 ここ数話のアポロはまさにベジータって感じで熱い。 満を持して味方援軍として登場する、リアとアポロ。 リア様はともかく、アポロが仲間になるとは1話の段階では思いもよらなかったな。 カレンフェルトにも遂に後継機、カムシンが登場したり。おぉ、かっこいいぞ。 桜花幻影をバックに敵を叩き切るリア様や、Doomsdayをバックに攻撃を避けまくるアポロは 実に頼もしく見えた。 しかしアポロのSPなんだが ###################################################################################### アポロ アポロ, あぽろ, 男性, リアル軍団, AABA, 150 特殊能力 切り払いLv1, 1, Lv2, 19, Lv3, 27, Lv4, 36, Lv5, 48, Lv6, 57 146, 152, 151, 154, 150, 141, 強気 SP, 60, 熱血, 1, 鉄壁, 6, 必中, 16, ひらめき, 25, 突撃, 31, ド根性, 36 OP_0014_0044.bmp, SRWGBJ_Doomsday.mid ###################################################################################### とてもじゃないが、どう考えてもリアル系パイロットのSPではないだろう、これは。 技量も低いし。 ゴッドフォースは強いが、こちらもSPを総動員すれば勝てない相手ではない。 エピローグで遂に紫郎も退場。エリュシオンという組織が変わったのは間違いなくお前の影響だ。 俺は嫌いじゃないぞ。こういう悪役らしい悪役は。 5話の展開次第でエピローグの展開が変化し、最終話に影響する。 内容は…… ・5話でイベント発生までに初期配置から10体の破壊を達成しない ……リア、戦闘不能に。カムシンはメアとミラが操縦することになる。 ・5話でイベント発生までに初期配置から10体の破壊を達成する ……人員の変動はなし。ミラはアポロのサブパイロットになる。 ・特定の位置に進入する ……人員の変動はなし。ミラはカレンフェルトのパイロットになる。 つまり、カレンフェルトは実質隠しユニットとなるわけか。 最終決戦の場であるサダメの地……火星へ向けて、地球を守るのも私だの 最後の出撃が決定する…… ちなみに攻撃イベントでのみ、ゲッターに隠された秘密が明らかになる。 ちょっと不親切。 デモンベイン・ダ・イスォウドについては、あえて言及しない。 正直さして気にはならないし。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 【最終話「For The Etarnal Future 「サダメ」を乗り越えて」 製作:木藤氏】 遂にここまで来たか……という感じだ。 エターナルのつづりが違うのはミスなんだろうか。 前後編、容量は合わせて171kbもある。 プロローグで最後のパワーアップ。 使えないランキングトップだったシルヴァーウォルフが遂に合体、ザンクーガに。 他にもR−ZEROパワードにHTBキャノンが装備されたり、 アポロに新たなる機体、リ・サハズが与えられたりと、至れり尽くせり。 でも結局ジェネラルガンダムへの救済はなかった。 しかしバロンは最後まで粘る男だ。死してなおこんなに出番があるとは。 前半戦はこれまでに倒した敵との総力戦。見飽きたザコから1度しか使われなかった倉庫機種まで よくもまぁこれだけの雑魚がいたものだ。 これでも登場が見送られた機種がいるというのだから驚きである。 メカギルガメス吹いた。やっぱりやるか! 出撃シーンの熱さは必見。BGMと相まってまさにボルテージは最高潮だ。 アポロかっこいいよアポロ。化けたなー、こいつ。 死んだと思ったヴァルボス、ソーマの再登場。ソーマに至っては生き返るのも2回目。 ……えー? ソーマ仲間になるの? そのスペックは反則だよ味方としてはソーマ。 旗艦ラダマンテュスは大して強くはなかったが、ヴァルボスの強さはさすがだった。 実質こいつがラスボスといっても過言ではないほどの強さだ。 総力を結集し、どうにか勝利。やられっぷりまで実に小物。 後半戦は、火星でC・Cと合流し、ゴッドフォースと紅葉もとい神、アルファとの最終決戦。 ゴッドフォースは数こそ多いものの、21話ほど強くはないので問題は無い。 ラスボスは見た目こそ重厚だが、性能は抑え目。 50%の確率で発動する自動反撃、武突接に対する当身技、それ以外を全て反射する反射と、 割と防御面は充実しているのがポイントか。 精神干渉、そして復活は実に王道。熱い。 リア様の決死の精神干渉返しで紅葉の存在を確認……そして、救助作戦。 ここまで勝ち抜いてこれた部隊ならば、苦しむこともなくラスボスを倒せると思う。 地球を守るのも私だの最後の一撃……グレープの百式断斬剣が、アルファを断ち…… あー、その。 最後の最後にデモンベインがでしゃばったのは、確かに微妙かもしれない。 説得力はなくもないんだが、どうせならもうちょっと、その…… あー、でも、かっこよかったとは思う。 エピローグは大円団。結果として誰一人欠けることなく、平穏な生活に戻る地球を守るのも私だ。 まさかあいつやそいつまで幸せになれるなんて、誰が想定しただろう。 やっぱりアポロはアポロだな…… 願わくば、この幸せが一万年後も続かんことを。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 総評。 ・よかった点 *完結しているということ 何をさしおいても、これは大きな武器になる。 特に終盤は本当によく纏め上げたと思う。 *総じて熱いストーリー展開 一部除いて後半はガチ。泣かせてくれる。 *程よく難しいが基本的に無改造で何とかなる ヌルゲーマーも安心だ! *とにかくエリュシオン4将軍がかっこいい 俺はこれまでオリリレーをいくつかプレイしてきたが、 これほどまでに感情移入させてくれる敵幹部に出会ったことはない。 敵キャラの数を制限し、個性をつけ、きちんと丁寧に敵の描写をしたのが功を奏したと言える。 典型的ライバルとして最後までお約束を守りぬいたアポロ。 ネタキャラ街道を驀進しつつ、最後の最後に漢っぷりを遺憾なく発揮したドクターバロン。 セイバーとシオンを足して二で割ったような、ラノベ好きな層に絶大な人気を誇りそうなリア=エスチュアリー。 何を考えているか分からないようで、実は一番エリュシオンのことを考えていたルシフェル=烏天狗=クラウン。 やる気がないのも出てこないのも全て伏線だった、エリュシオン随一の策士ブルーローズ。 彼らなくして、このリレーは語れないだろう。 *辞典完備 元ネタが分からなければここでチェックできる。 ここにしかない設定がいくつかあるのは微妙にマイナスか。 ・悪かった点 *一部表現が人を露骨に選ぶ 小百合さんとか、パンツとか。 *キャラ間の描写格差がでかい 切ないくらいの空気とうざいくらいのでしゃばりに大別される。 *総じて詰め込みすぎ やりたいことはなんでも全部詰め込めばいいってものではないと思う。 いろいろ気になる部分はあるが、俺はこのシナリオをプレイしてよかったと思う。 完結もしたし、ちょっと腰を据えてシナリオをプレイしたい、という人は やってみてもいいんじゃないかな?