【いつもより少しだけ暑くて長い夏】 完結したシナリオはいいシナリオ。 『ガンパレード・オーケストラ緑の章をベースにしたシナリオです。』 と概要に記してあるので、不利な状況での戦いなんだろうなと勝手に妄想。 案の定撤退戦が題材だったので、導入部は違和感なく入り込めた。 だが、話を進めていくうちに撤退戦が醸し出すハズの悲壮感や絶望感といったモノを 打ち消す要素が増えてきて違和感を大きく感じるようになった。 明るいエピソードの数々や豊富なアイテムの数々は、それ単体で見れば シナリオに必要不可欠なのかもしれないが、それらが積み重なることによって 逆に足を引っ張るコトになってしまっているように思える。 また、シムーンを知らなかったのでシムーン勢の立ち位置にも疑問を感じた。 結城火焔とのエピソードといい、最終戦後のエピソードといい、コイツ等一体何様なんだと。 ただ、このシナリオを撤退戦ベースというよりはむしろ 『シムーンが芝村中隊を救うシナリオ』 なのだと考えるのなら、違和感は大分片付く。 なぜなら、悲壮感や絶望感を打ち消すことも救いの一つであると考えればいい。 その代わり、救いの要素をよりはっきりと際立たせるために、導入部に 悲壮感や絶望感を煽る何かが必要かもしれない。 シムーンの知識があればすんなりと後者の考えにたどり着いたり、 妄想乙と後者をバッサリと斬り捨てることができるかもしれないのだけど。 ちなみにスカイガールズは参戦遅いので空気。