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12月15日

短期連載:三笠のコミュニティ問題講座

 現在公式HP意見交換掲示板にて本体配布ライセンスに関する問題が話し合われており、その場にて私から公式HPとコミュニティの分離案を提案させていただいています。
 これはSRCの今後に大きな影響を与える問題なのですが、巷での反応は今ひとつ良くありません。これは問題が複雑で難しいというのが大きな原因かと思います。
 そこで、今日から短期集中連載という形で、この問題に関する解説を行わせていただきたいと思います。是非ともこの連載を読んで問題への興味を持っていただければと思います。
 なお、この連載は私が主張している「公式HPとコミュニティの分離」を推進する立場から書いていますので、多少批判的な気持ちで読んでいると丁度いいかと思います。
 それでは、お付き合いください。

第1回:版権分離とSRC

 SRCの歴史は版権問題とは常に切っても切れない関係でした。それは、二次創作というものは基本的に原作の作者や権利を持つ人の許可が無くてはできないものだからです。私たちがこうして二次創作に携われるのはその権利を持つ人たちに見つかっていないor黙認してもらってるからだからであって、法律的にはマズイことをしているわけです。
 そして、今は見逃してもらえてるからといって、将来ずっとこの状況が続く保証はどこにもありません。そこで、SRC公式HPはできるだけ版権問題を公式HPから切り離すことに務めてきました。

 まずSRC本体ですが、これはそもそもバンプレスト社のスーパーロボット大戦を元にしたものであったため、元のゲームに由来するシステム上の名前やニュータイプ・聖戦士といった他の版権に由来するシステム上の名称が使われていました。
 そこで2002年11月10日、SRC本体のバージョンアップによってこうした要素がエイリアスという形で本体の外部に分離される形で問題は解決されました。(図1参照)

SRC本体の版権分離の前と後

 次に公式HPですが、こちらの版権分離は本体より大分前に行われました。世に言う第二次構造改革というものです。
 これ以前、現在GSCで配布している各種素材は基本的に公式HPにて一括配布が行われていましたが、版権問題の関係上外部サイトとして分離・独立しSRC用ロボットデータサイト(RDS)とSRCエクストラデータセンター(EDC)が誕生しました。これとは別にSRC開発支援センター(DSC)が同時期に発足し、この3者が合併し現在のGSCへと至っています。(図2参照)

公式HPの版権分離の前と後

 では最後に、SRCコミュニティ全体まで引いて見てみるとどうなっているでしょうか。(図3参照)

コミュニティの現状

 上の図の通り、現在もなお公式HPは版権要素を含んでいるコミュニティの中央に位置し、コミュニティ全体へシナリオリンクやサイトリンク、本体利用条件などによって干渉を行っています。
 色々な許可や制限などの干渉を行うことは、コミュニティに対して公式HPが一定の責任を負ってしまうことになるので、これでは版権問題が表面化した時に公式HPも影響を被ってしまいます。

 版権分離というのは、いつか起こるかもしれない問題に備えて、SRC本体と公式HPを守るために行ったはずです。であるならば、可能性の多少に関わらず、危ういものは全てSRC本体と公式HPから分離してしまわなければ中途半端なものになってしまうのではないでしょうか。
 公式HPはSRC本体のみに責任を持ち、コミュニティの問題は我々ユーザー自身が責任を負う。それぞれが負うべき責任をはっきりして、公式HPとコミュニティの間にきちんと線引きをしてこそ、版権分離は完了したと言えます。(図4参照)

あるべき公式HPとコミュニティの関係

 さて、ここまでご覧になって、皆さんは今後どうSRCは進むべきだと思うでしょうか?
 とりあえず今回は取っ掛かりに過ぎませんが、ご意見・ご質問などありましたら汎用掲示板の専用ツリーまでお寄せ下さい。次回の記事で回答させていただきます。

 次回のテーマは「プログラムのライセンス」を予定しています。

文責・三笠

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